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<<   作成日時 : 2014/05/10 19:33   >>

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平沢進 vol.5 (1)

惑星ENOLAに暮らす<キミ>に危機が訪れる。
いざ、救いにいかん。されば、ENOLAはいずこ?
『電子悲劇 ENOLA』はそんなアルバムだった。
<キミ>を苛む病とは。。

「衛星ALONE」がヒントになるだろう。ENOLAはALONEを反転させた綴りだ。この鏡映しの対称性はパラレルワールドを暗示させる。
<星を二つ生きて>と歌われる<キミ>は、別の宇宙に存在する自分そっくりの人物なのか。

改訂P-modelの『舟』と『電子悲劇 ENOLA』は設定こそ違うが共通のテーマを持っている。
『舟』はインターネットの海を航海する電子船P-model号がモチーフだが、意欲や才能があっても作品を発表する手段がわからない名も無き表現者(創作難民)を救援する旅でもあった。

SOSの声をキャッチして電子の海を直進する我らこそ、誇り高き孤立波(soliton)であると謳いあげた曲が「ソリトン」であり、「残骸の船 saksit」も今や残骸と朽ち果てた音楽業界が、個人制作を可能にしたテクノロジーによって再生されゆく姿を描いたものだ。

おそらく『舟』は市井のクリエイター達に向けたアルバムで、だからこそ「Welcome」ではじまり、不似合いなほど愛想のいい「夢見る力に」がそれに続くのだろう。

いらっしゃーい、ほーらこわくないよお、ボクらについてきなよぅ(^^)/

てな具合に。

話をENOLAに戻そう。

アルバム大詰めの曲は「Black in White」で、実はこのタイトルが暗喩する陰陽太極図がキーになるのだ。
デザインとしてもポピュラーな陰陽太極図にくらべると、同じように易経の考えを表しながらほとんど知られていないものに周氏太極図がある。これによれば、万物の成り立ちは、あたかもインターネットなどで用いられる規格化された通信手順(protocol)のように複数の階層(layer)を持ち、第一層:無極 から始まり 第五層:万物化生 に至るとされる。

縁(えん)で結ばれた苦難の民の元に救いの船団が到来する。その歌が「Layer-Green」であり「Black in White」だとすれば、連帯・連携の相手はネット経由で繋がることができる異端の同胞に違いない。
しかし、その深層には陰陽二極に分離した<キミ>と統合することで、まったき存在にならんとするヒラサワ自身の姿も垣間見えてくるのだった。

  今夜キミになろう この身を歌わせて



画像

こちらは陰陽太極図。陰陽魚図とも呼ばれるらしい。魚?・・・Fish Song!






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